NECは、AIに席を与えた——エージェントAI時代に人は何を担うのか
部門長も、平社員も「AI」——そんな部署をNECが新設し、組織図にAIの席が用意された。可能にしたのは「エージェントAI」。任せた仕事を、自律的に最後までやり遂げるAIだ。どこまでをAIに任せ、何を人の手に残すか。役割分担の設計が企業の課題になる——その未来の先行例が、この部署である。
部門長も、平社員も「AI」——そんな部署をNECが新設し、組織図にAIの席が用意された。可能にしたのは「エージェントAI」。任せた仕事を、自律的に最後までやり遂げるAIだ。どこまでをAIに任せ、何を人の手に残すか。役割分担の設計が企業の課題になる——その未来の先行例が、この部署である。
日立製作所が国内約300人から約1,000人へ増やす「FDE」は、顧客の現場に入り込み、生成AIの実装までやり切る技術者だ。AIモデルの作り手であるGoogleやOpenAI、Anthropicも、この仕事に人や資金を注ぎ始めている。モデルの性能を競う勝負の隣に、実装という新たな勝負が立ち上がっている。
パナソニックホールディングスの2026年4〜6月期決算は、営業利益が前年同期の2.1倍の1,825億円となり、第1四半期として1985年以来の最高益を更新した。押し上げたのは、AIサーバー向けのコンデンサーと電池だ。AIの需要は「作る側」から「支える側」の裾野へ広がっている。
ソニーグループ、ソフトバンク、NEC、ホンダなど日本を代表する企業を中核に、44社が出資する会社がある。設立からまだ半年あまり。国産フィジカルAIの本命、ノエトラ(Noetra)だ。誰が何を作り、どう動かすのか。そしてなぜ、日本の勝機はここにあるのか。
半導体メモリー大手キオクシアホールディングスの業績拡大が加速している。2026年4〜6月期の純利益は前年同期の46倍。この決算が映し出すのは、AIが「投資される段階」から本格的に「使われる段階」に入ったという明確な転換だ。